うちの息子は受験生

2017年春、高校生活をスタートさせた息子の高校受験、高校生活、大学受験までの記録です。

センター試験の概要について

今年の夏は特に暑いですね。

ウチの息子は部活の合宿の真っ最中です。これだけ暑いのに一日中部活って・・・ 高校生ってすごいですね。

国立大学を目指す人は、原則必ず受験する大学入試センター試験ですが、いったいどんな試験なのでしょうか。

全国各地の試験会場で一斉に行われるセンター試験ですが、志望する大学や学部によって、センター試験の点数の重みが変わってきます。

 

国公立大志望者、私立大志望者を問わず、多くの高校生が受験するセンター試験

センター試験って普通に呼んでますが、大学入試センター試験は『独立行政法人 大学入試センター』が各大学と協力して共同で実施する試験だそうです。

センター試験は、毎年1月中旬の土日に、2日間にわたって実施されるマークシート方式の試験です。大学に入学を志願する者の高等学校段階における基礎的な学習の達成の程度を判定することを主たる目的とするものであり、各大学が、それぞれの判断と創意工夫に基づき適切に用いることにより、大学教育を受けるにふさわしい能力・意欲・適性等を多面的・総合的に評価・判定することに資するものです。

平成30年度の大学入試センター試験利用大学・短期大学数は848大学、志願者数は約58万2000人にものぼります。

  • 大学数 697大学(国立:82、公立:89、私立:526大学)
  • 短大数 151大学(公立:141、私立:137短期大学)

 

国公立大の一般入試は、センター試験と大学が独自に課す2次試験の総合点で合否が判断されます。また、近年は私立大でもセンター試験利用入試がメジャーな入試方式として定着し、8割以上の私立大が実施し、国公立大志望者、私立大志望者を問わず多くの受験生がセンター試験を受験します。

 

 

センター試験の各科目の配点が、大学・学部によって異なることも!

国公立大学の入学試験は「センター試験の得点+2次試験の得点」で合否が判断されます。

気を付けないといけないのは、大学・学部が独自に「センター試験の各科目の配点」を設定できるということです。学部の特性を考慮して、特定科目の配点を高くしたり、低くしたりすることできるのです。

センター試験の得点が同じでも、志望する大学・学部によって得点率が変わってしまうということを覚えておかないといけません。

志望大の情報を調べる時は、センター試験で課される科目だけでなく、配点にも着目いて情報収集をする必要があります。

 

 

難関国公立大志望者もセンター試験を軽視できない

センター試験の各科目の配点」のほかに、「センター試験と2次試験の配点比率」も大学・学部によって異なります。

センター試験の得点の比率が高い大学もあれば、2次試験の得点を重視する大学もありますが、中には2次試験を実施せず、センター試験と調査書のみで合否を判断する大学等もあります。

 

一般的に難関国立大の入試は2次試験の配点が高い場合が多いのですが、難関国立大でも一部ではセンター試験の配点が高い学部が見られます。

また、2次試験の志願者が定員を大きく上回った場合、センター試験の得点を参考にして2段階選抜を実施する大学・学部もあります。

センター試験の得点によっては、そもそも2次試験が受けられないということもあり得ますから、2次試験の配点が高い大学を志望していても、センター試験対策にしっかり取り組んでおく必要があるのです。

 

 

センター試験は出題範囲の大半が高校1,2年の内容!特定の科目・分野に偏らず、基礎を固めることが大事

センター試験は、基礎的な学力の到達度を測るための試験で、出題範囲の大半が高1、2年に履修した内容となっています。また、ほとんどの国立大学は5教科7科目以上を課しています。特定の科目や分野に偏らず、広く対策する必要があります。

 

センター試験の特徴の1つは、「試験時間に対して問題数が多いこと」です。

出題されるのは標準的なレベルの問題が大半ですが、いかんせん問題数が多いので時間切れになってしまうことも多々あります。なので、素早く正確に解答する技術が求められます。ただし、解答スピードを上げるテクニックばかりを意識するあまり、基礎をおろそかにするのは本末転倒です。まずは土台となる基礎学力を身に付けることが重要になります。